2020年3月 中途採用トレンド。キーワードは”活動自粛”

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が発生して、あっという間に都市封鎖や自宅待機要請となり各国対応に追われています。ネットの情報に惑わされすぎず、最新かつ一次情報に触れるよう意識していきましょう。

東京都感染症情報センター:http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/2019-ncov/
内閣官房HP:https://www.cas.go.jp/jp/influenza/novel_coronavirus.html
厚生労働省HP:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

最近の中途採用市場の傾向について

20代、社会人経験の少ない層を積極採用

近年、転職者の数は増加傾向にあります。面接をしていても転職未経験者より20代で2社ほど経験している方が増えたように感じます。

実際に雇用情報については総務省統計局の統計データを確認しお話しています。気になる方はこちらからご確認ください。
総務省統計局HP:http://www.stat.go.jp/whatsnew/index.html 

どの企業も人手不足で採用に苦戦していることもあり、若年層を採用し自社で育成する企業が増えました。求人票に年齢制限を記載するのは本来NGなので、どの企業も様々な策を講じています。このお話はいつか記事にしたいと思います。

そのような理由から、転職市場は「未経験」「社会人経験の少ない第二新卒」「20代」を積極的に採用する傾向が強まっています。

転職に前向きな20代が増加

先ほど社会人経験の少ない層を積極的に採用していると話しましたが、その理由は転職思考の強い20代の増加です。新卒で会社に入って働いてみてミスマッチや入社後のギャップを感じ、早めに転職先を探しています。また、面接で転職活動を始めた理由を聞くと、プライベートの充実を求めて転職する層が多いのです。

転職の主な理由としては
・精神的なゆとりが欲しい
・年収をあげたい
・上司と合わない
・仕事が合わない が挙げられます。

30代以降の転職意欲も向上

30代以降の層は、未経験職種や他業界への転職も積極的になっています。30代以降の方が、より年収アップを意識した転職活動をする傾向が強まっている印象です。

2020年3月のキーワード”活動自粛”

コロナの影響で新卒・中途採用ともに以下のような対策を行う企業が増えました。

・採用活動延期

・説明会/面接のWEB化

・新卒採用中止

・採用予定者数減少

採用に関する予算が削減されやすい理由はご存知ですか?

業種にもよりますが、このような不景気で多くの企業の売り上げが落ちています。
そもそも、採用活動は年間スケジュールと予算をあらかじめ決めて広告費・媒体利用費などを算出しています。
その予算は、売り上げ予測が達成されない場合一番初めに削られやすい部分なのです。

既存メンバーの雇用を守るために、新規の採用をやめるのはよくある話です。年間採用予算を削るだけで採用予算を社員の給与支払いなどに補填することが可能です。

コロナの前は東日本大震災の時に多くの企業が売り上げの見通しが立たず新規採用の中止・内定取り消しが起こり、ニュースとして取り上げられました。

活動自粛が続く限り、経済状況が元の水準まで復活するのに時間がかかります。

新卒も中途もしばらく採用難の時代になります。

就職/転職活動を行う方は、情報収集を行うためにナビサイト・エージェント・その他媒体をうまく活用し応募はしなくてもサイトの登録などは済ませておくのがお勧めです。

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